マスクには効果があるの? ~受動喫煙をしないための自己防衛法~

外国の人が日本に来て驚かれることの一つとして、マスク人口の多さがあげられるそうです。日本人は、確かにマスクをよくしています。これには日本人が衛生的であることや、花粉症の罹患率が高いなど、いくつかの理由があります。

タバコの副流煙がいやで、マスクをするという人もいると聞きます。しかし、ここに残念な事実があります。タバコの副流煙に含まれる有害物質は、高性能の空気清浄機を持ってしても完全には浄化することは不可能なもの。それが薄いガーゼや不織布を重ねただけのマスクでは、なおさら防ぐことなどできないのです

ただし、マスクはタバコの臭いを防いだり、煙からのどを守るためなら効果があります。普通のマスクは目が粗いので有害物質の除去については無効ですが、防塵マスクは粒子状の有害物質であれば除去できます。しかし、これも一酸化炭素などガス状の有毒成分までは取り去ることができません。

マスクをしていればインフルエンザウイルスの侵入を防げるかと言われれば、けっしてそうは断言できませんよね。インフルエンザを予防するためには、手洗いやうがいなど他にも手段を尽くさなくてはなりません。タバコの副流煙にしても同じことが言えます。

マスクなどのたった一つの手段や、一人だけの努力では限界があります。インフルエンザに感染した人が率先してマスクをしたり、愛煙家に喫煙をひかえてもらったりと、お互いの理解と協力が必要なのです。

ただ、マスクの一つの使い方として、喫煙に不快感を持っているというアピールになることがあります。向こうが風邪気味で喉を痛めていると思った場合、愛煙家の中には喫煙をひかえる人もいるでしょう。どう受け止められるかは相手しだいですが、嫌味にならない程度にマスクを装着するというのも一つの手段です。

また、マスクには、全く逆の発想で副流煙を防ぐタイプの物もあります。公共機関で移動する場合、愛煙家の人は長時間の禁煙を強いられますが、そんなときに便利なのが「タバコマスク」です。マスクの中にタバコの芳香剤が納められていて、この香りを吸って一時的に禁煙のストレスを軽減させることができます。喫煙者の方にこのマスクをしてもらい、副流煙を減らすというのも一つの手段として考えられます。

ちなみに、副流煙の全く発生しない電子タバコが発明され、普及しだしたのは、比較的最近のことです。新型インフルエンザの流行によって、マスクも日々進化しつづけています。タバコの受動喫煙に悩む人々のために、完全に副流煙を防げるマスクが開発されるのも、そう遠い日ではないかもしれません。